iPod 4G 第4世代 HDD交換 (分解)--バッテリ交換も
記述に勘違い、間違いがあるかもしれません。
At Your Own Riskで参考にしてください。
iPodの分解とSSDの装着
薄いプラスチックカードと少し厚いプラスチックカードを用意する。ここでは、ヤマダ電気のカードとLaoxのカードを使った。
iPodを停止させホールドスイッチをオンにする。
裏蓋をおさえ、白いプラスチックの操作部を力一杯右に押し付け、できた隙間に薄いカード(ヤマダ電気)を差し込む。
これが一番の力技の作業。
(注意) 紙を合わせて作ったカードはちぎれることがあるので、1枚のプラスチックでできたカードがやりやすい。
iPodの右側にはホールドスイッチがあるので、破損の可能性を避けるために左側にカードを差し込むことにしたが、開けてみると、カードを入れた側(ホールドスイッチの反対側)にステンレスケースとプラスチック操作部をつなぐフレキシブル基板があった。
端を入れたカードを奥まで差し込み、長辺にそって動かしてみる。
それだけでステンレスケースとプラスチック操作部が外れるかもしれない。外れないときは、カードを白いプラスチック操作部との間に強度のあるカード(Laox)を更に挟み込む。
このときは、Laoxのカードを差し込み始めたら、パカンとプラスチック操作部が浮き上がった。
...(追記).ここに新しい開け方を書いた。簡単確実だ。
分解した iPodを導電マットの上に置く。
iPod左側上部(正面から見て)にフレキシブル基板(コネクタ)があるので損傷に気をつける。気になるなら外しておいてもよい。
青いアブソーバのゴムに覆われた金属の部品が TOSHIBA MK2006GALだ。MK2004GALを搭載しているモデルもあるらしい。
※ バッテリは左の写真の下側のパーツ。
外す前に、MK2006GALのソケットにコネクタが差し込まれている位置をメモしておく。
MK2006GALのソケットは左右対称の位置にあるが、実際にコネクタが差されている部分は、右側よりの部分なのだ。
コネクタの左右を軽く持ち、交互に少しずつ持ち上げて(写真上方向に)コネクタを外す。
MK2006GALから外周を覆っている青いゴムを外す。ゴムのアブソーバは粘着テープでハードディスクについている。念を入れたいむきは、粘着テープも外して CR-1000IDEの同じ位置に貼付ける。ピンセットで外せば難しくない。
CR-1000IDEに粘着テープを取り付けたら、青いゴムの裏表を凸部で確認し、CR-1000IDEに取り付ける。突起の高いほうが基板側、低いほうがステンレスケース側である。CR-1000IDEのラベル側が突起の大きいほうになる。
MK2006GALのラベル側についている青いスポンジを外す。
破れやすいのがピンセットですこしづつめくるようにすると外れる。
Apple純正のリンゴマークが現れる。
スポンジを外したら、CR-1000IDEのラベル側にスポンジを付ける。接着しなくても構わない。スポンジは、HDDとむき出しの基板の絶縁を確保するためのものだ。
クリアランスがあるから多分大丈夫だろうと思うのは間違い。
「多分大丈夫」はマーフィーがやってきて蹴飛ばしてしまうのは自明である。
部分でもいいから青色のスポンジを装着して、表面実装のパーツとSSDデバイスのアイソレーションを取る。
スポンジを付けた CR-1000IDEのラベル面を下にして、iPodのコネクタを接続する。CR-1000IDEの中心より右側になるだろう。MK2006GALについていたときと同じ格好になるように、iPodのコネクタに接続する。
ステンレスケースとプラスチック操作部を組み合わせる前に、勘合部の掃除をしておくとよい。
CR-1000IDEを中心において、ステンレスケースをかぶせる。イヤホン、ホールドスイッチ側は基板がついているので噛み込みに注意する。
外周にコネクタなどを挟んでいないことを確認し、ゆっくりと外周をはめ込む。
ホールドスイッチの動作、イヤホン、Dockの位置がおかしくないことを確認しておく。
指で外周を圧迫しステンレスケースとプラスチック操作部をはめ合わせる。
パキパキという音があっても、そのうち馴染んで消えるようだ。
iPod再インストール
iTunesを入れている Macintoshに FireWoreで接続する。「使えないデバイスです。フォーマットしますか」みたいな警告が出たので、ディスクユーティリティでフォーマットしてしまった。
昔、iPodを最初に動かすときに、フォーマットをMachitoshかWindowsのどちらかに決める画面が出ていたので、iTunesにiPodが現れてくればそこで初期設定ができるのかもしれない。
iTunesに現れないので焦ったが、再起動したらiTunesにiPodのアイコンが現れた。
後は音楽をつぎ込んで終わり。
※ バッテリ交換も同じ手順だ。コネクタを外してバッテリを入れ替えるだけでいい。
バッテリのコネクタは、ピンセットを使ってテコの原理で持ち上げると簡単。
4Gも扱いは同じだ。
ピンセットは、AAと書いてある150mmがお約束の定番である。
TOSHIBA MK2006GAL 1.8インチHDD
20GB IDE DMA/ATA-100 2MB 4200rpm DC3.3V 500mAヘッド数: 2
ディスク数: 1
回転数: 4,200rpm
バッファ: 2MB
平均シーク時間:15ms(トラック間/3ms, 最大/26ms)
平均待ち時間: 7.14ms
定格電圧: 3.3V(5%)
エネルギー消費効率: 0.015W/GB
消費電力: 起動/1.8w,シーク/1.1w, 読み書き/1.1,
アイドリング0.4w,待機/0.12w, スリープ/0.07w
寸法: 5mm x 54mm x 78.5mm (H x W x D)
重量:51g
動作環境 温度 5 〜 60℃
保存環境 温度-20 〜 65 ℃
耐振動性: 1,500G/1.0ms(動作中 2.0G 15-500 Hz)
耐衝撃性: 500G/2.0ms(動作中)
MTTF(平均故障寿命):300,000時間
設計製品寿命: 5年 または 通電 20,000時間
予防保全: なし
03 Nov, 2009 | mokimoc
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