iPod 4G(with color display)を SSD化 [準備]
5年ほど前と同様に、iPod 4th generation から、カシーン、カシーンと音がでてきた。最初は使えていたがだんだんダメになって、ついに泣いたiPodがLCDに現れてしまった。
この iPod 4G with color displayのHDDは、Toshiba MK2006GALC 20GBだ。2005年06月発売の短命モデルで、10月には動画が見られる第5世代iPodが登場した。以前SSD化した iPod 4G(2004-07)のHDDは、MK2006GAL だった。
泣いたiPod(Sad iPod)には前回とおなじく愕然としたが、しばらくして気を取り直した。少し前、カシッカシッカシッという音が出たとき、すでに改造用材料を発注し入手しているのだ。(^ ^);
これ使った↓
これを入れた↓
組込んだ時,容量は29.8GB
これを入れた↓
組込んだ時,容量は29.8GB
SSD改造の買い物リスト
入手したものは2点である。一つは、メモリをIDEに変換する装置PhotoFastの CR-1000IDEはすでに販売されていないので、「世田谷電器CFx1変換基盤 TOSHIBA1.8インチHDD互換50ピンIDE形状 上野毛 AR-IDE1CF500」を手に入れた。
「上野毛」はCF TypeⅠ/Ⅱカードを50pinの1.8インチIDEとして変換する基板である。amazon記述の「変換基盤」は「変換基板」の誤記だろう。データ転送はUltra DMAだ。
心配なのはプリント基板がケース内に収まるCR-1000IDEと違い、基板がむき出しのことと。CFもむき出しである。CFはパッケージなので電気的接触の心配はないが、衝撃による外れの懸念は残る。これらは、実際の組立のときに対策することにする。
二つ目は、コンパクトフラッシュ(CF)
今回欲しい容量は、32GB。壊れたHDDが20GBなので、それ以上にしようと考えただけで深い理由はない。iTunesには 40GBほど入っているが、音楽人生を持ち歩く気は毛頭ない。野放図に大容量にするのは強迫観念のようではばかられる。制約こそ工夫の源なのだ。
コンパクトフラッシュ(CF)はTranscendのTS32GCF400 32GB。UltraDMAモード6でECC機能付きの製品を選んだ。DMA 6(ATA-7)の転送速度は133.3MB/sだが、実際は読み込み 90MB/s、書き込み 60MB/sらしい。カメラに使うなら4枚/秒から8枚/秒くらいの転送ができるだろう。誤り訂正機能のECCは音楽を聴くだけなので必要ないと思うがないよりはいい。選択の基準は、価格とU-DMAより速いことである。
...上野毛の転送速度が Ultra DMA(33MB/s)なので、そちらがボトルネックになる。(- -);
iPodに入っていた東芝 MK2006GALCの仕様は不明。ManualsLIBにもない。リンゴマークが「C」の理由かも。MK2006GALならインターフェイスは ATA 6の100MB/s。起動時1.8W、読み書き1.1Wという大食いだ。内部の転送速度は 132 ~ 230 Mbits/sec (Max.)とあった。30MB以下ということか。4200rpmだし。改造後は前よりはやくなりそうだ。
....(追)実際速かった。しかも、音もない。熱もすくない!
コンパクトフラッシュSSDの組立
上野毛 AR-IDE1CF500とTS32GCF400を組み合わせる。
裏表だけ気をつければ、特に組み合わせに迷うことはない。
外段取りはこれでおしまい。
作業は静電対策をして行う。
iPodの開き方 - 簡単確実に開けるのはこの方法だ
iPodを開ける簡単テクを見つけた。深く押し込むのではなく、こじる方法である。
強引に差し込みすぎると、内側の溶接された噛み合わせが変形することがあるが、この方法なら心配ない。写真を参考にされたい。
自信がある人が At Your Own Risk でやってね。
折れたフライ返し(ターナー)を手に入れた
厚さは0.5mmだ。古いMacintoshを開くときにとても重宝していたが、思いついてプラスチックカードの代わりに使ってみた。
先に角がないので簡単に差し込めて、軽くゆっくりとこじると簡単に開けることができた。しかも丈夫で差し込みやすい。幅も広い。写真、右の貝印のは薄すぎ。料理には一番だけど。
CF-SSDの組み込み編に続く
27 Oct, 2014 | mokimoc
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